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「ガメラ対ゴジラ」前編

 私がヘビと同じくらい好きなもの、それは怪獣だ。
近年、特撮と言うと仮面ライダーなどの東映の特撮作品を示すことが多くなっては来たが、私は物心つく前から怪獣が大好きだった。特に東宝のゴジラと大映(現:角川)のガメラとは長い付き合いで、どちらが好きか選べない。

 ゴジラとガメラ、お互い60年以上の長い歴史を持つ日本を代表する怪獣である。(若干ガメラの方がマイナーか……。)しかし、この二大怪獣は一度も一戦を交えていない。ゴジラとガメラの対決と言うのは特撮ファンの一つの夢なのだ。

 この二大怪獣であるが私個人としては、直接対決はしてないものの、切磋琢磨の関係であったのではないかと考えている。そう考えると、ある意味この二大怪獣は戦い続けていたのかもしれない。

 戦いは誕生の時点で既にはじまっていた。
ゴジラは1954年、ガメラは1965年でゴジラの方が先輩だ。ガメラは当時のゴジラ大人気に大映が便乗して誕生させた、いわば二番煎じである。
私はどちらも視聴したが正直、「ゴジラ」(54年版)と「ガメラ」では映画としての作りは雲泥の差、いやそれ以上の差がある。

 話は少しそれるが、大前提として怪獣映画とはSFだ。SFは誰もが納得する世界観が重要であり、手っ取り早くこの問題を解決するには虚構をできるだけ少なくすればいい。さらに怪獣映画は基本的に実写である。実写もSFと同じく虚構が少ない方が違和感なく映画を楽しめる。この二つの理由から怪獣映画は舞台を現代にすることは避けられないのである。

 初代ゴジラはもはや誰にも超えることができない、全ての特撮の起源にして頂点の作品である。特撮はもちろんのこと、ゴジラに翻弄される人々、ゴジラの処遇に対立する主人公達、そしてゴジラを倒すことに苦悩する科学者達……。
物語の登場人物たちはゴジラ出現という虚構に真面目に行動している。特撮と人間ドラマのどちらの作りも怪獣映画のなかの最高傑作と言っても過言ではない。

 一方、初代ガメラはというと人間ドラマパートがぐだぐだで少し破綻している。特にひどいのは唐突にストーリーに子供が出てきて、どんどん物語にズカズカと入ってきて、最終的にガメラを倒す作戦の邪魔をしてしまうのだ。この子供のパートがまったくと言っていいほど話と噛み合っていない。一言で表すなら蛇足だ。
この蛇足が上述の虚構が生まれてしまうのだ。(「ゴジラ」と「ガメラ」に関しては後日、作品ごとにレビューを書く予定である。)

 しかし、このガメラと子供の関係が後に二大怪獣の長きにわたる戦いに大きく影響するのだ。

後編につづく


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